B-Future News 2018年4月号

スタートの季節

四月になると通勤電車の雰囲気がガラリと変わります。真新しい服を着た若者を見かけると、私たちも新鮮な気持ちになりますね。

新鮮な気持ちで業務に取り組むために参考となる話題を取り上げます。

(ウェブサイトCleanlink 『Encouraging Spring Cleaning In Offices』、『Differences Between Buffing And Burnishing』を翻訳、引用しました。)

[引用ここから]

春のオフィス清掃を促す

商業的環境において、パーティションで仕切られた空間やオフィスは通常、ビル利用者の個人的なスペースと考えられている。毎日のゴミの回収、定期的なホコリの除去や掃除機がけを除き、清掃業務者がそういう個人的スペースに入り込むことはほとんどない。ゆえにがらくたや細菌を溜めることにつながってしまうのだ。

清掃業務者や清掃部門にとって重要なのは、健康的な環境の維持に努めるという気持ちで各々のスペースを保つように、ビル利用者に働きかけることである。

納税時期(*4月が米国の納税時期)の後に、清掃業者はビルの利用者に不要な書類を片付けるように促すべきだ。また、CBSシカゴの報道によれば、表面の清掃や除菌をするのに絶好の時期であると言える。オフィスでの主な春清掃のポイントは以下のとおりである。

  • 風邪の季節の後に物理的にオフィス清掃を行うと、オフィス中に細菌が拡散するリスクを減らすことができる。除菌は、従業員が健康的で仕事がはかどる状態を保つ手助けとなるのだ。
  • 抗菌マイクロファイバー布を用いて電話機の除菌を行うこともコツの一つである。布が無い場合はアルコールと水を4:6の割合で溶液を作り、細菌を除去すること。
  • コンピューター、プリンター、その他の電気機器の通気口の清掃をすると、オーバーヒートの危険が無い状態に保つことができる。通気口のホコリや糸くずをマイクロファイバー布や綿棒で取り除き、電気がスムーズに流れる状態に保つこと。

バフとバーニッシュの違いとは?

バフとバーニッシュの違いについて混乱が生じてしまっている理由は、この2つの言葉の違いを区別しないで使っている人が多いからで、それが初心者を混乱させてしまう。まずは私の定義を申し上げたい。そして、読者の皆様はどういう風にこの違いを理解しているのか尋ねたい。もし私と違う定義であれば、ご自身の解釈を教えて頂きたい。どちらの工程においても、床マシン(バフ機/バーニッシャー)を使って、フィニッシュ(別称ワックス)が塗布された床を磨く。その結果、人の往来で傷つき汚くなったフィニッシュの一番上の層(トップレイヤー)が取り除かれて、表面に光沢を生み出す。

バフとバーニッシュの違いの一つとして、マシンのスピードが挙げられる。また、その他の要素として、パッドの種類とフロアフィニッシュの硬さが挙げられる。

バフには非常に長い歴史があり、単に回転する(つまり円形タイプの)床マシンを使用する。そのマシンとは、適切な種類のフロアパッド(通常赤)を付けたドライブブロック(パット台)を搭載したものである。

元々、バフ機の多くは2つの目的、『スクラブ洗浄/剥離』と『バフィング(バフ研磨)』のために使用されていた。作業者によってバランスよく回転が保たれたマシンが、フィニッシュのトップレイヤーを取り除き、充分な熱で、製品(フィニッシュ)を柔らかくして表面の光沢を作り出す。バフ機は別名『スウィングマシン』といわれる。それは磨き工程で、作業者が行ったり来たりすることに由来する。

バーニッシュは1960年代にアメリカに紹介された。しかしヨーロッパやオーストラリアではこれ以前から使われていたようだ。初期のマシンは床を粉化させてしまうことが多かった。それはスピードやパッドが床にとって強すぎることが多かったからだ。徐々に様々なパッドやフィニッシュが開発されて、より高温でも扱えるようになった。バーニッシュで作り出された表面は『ウェットルック(濡れたような見た目)』とたびたび形容され、訪れた人の心をとらえている。

[引用ここまで]